この記事の続き。
＊この記事はほぼ愚痴でできています。苦手な人はご注意ください
＊記事をいくつか読んでいただければ伝わると思いますが、私は暗御留燃阿ヲタです
＊結果的に13巻あまり関係なくなった
暗御留燃阿の改心は雑すぎではないか？
１３巻読んで真っ先に思ったのはこれ。
１２巻で再教育を命じられた暗御留燃阿。今巻から味方サイドに来ます。
それで、何かあるたびにチョコさんが「暗御留燃阿さん、本当に優しい黒魔女さんになりましたね！」とか言うようになるんですが、私はこれが不自然に思えてならない。
何で性格が激変したのかわからない
出世命で容赦なく相手を蹴落とすタイプの暗御留燃阿でしたが、ここにきて急にギュービッドの恋愛を心配しだしたり、塾を失う生徒たちの悲しみに心を寄せたり（14巻）し始めます。
私には、暗御留燃阿の性格がここまで激変した理由がわからないです。
一応、キャラブックに「レオナールに裏切られ、グラシュティグに罰を与えられて目が覚めた」と書いてありましたが、ちょっと無理があるような気がします。
自分が罰せられるようなことをしているという自覚は悪役時からあったと思いますし、レオナールは王立魔女学校を潰す計画を立てるぐらい悪い人です。いざとなったら保身のために仲間を裏切るかも……ということぐらい、最初から予想がつくのでは？ と思ってしまいました。
それに、暗御留燃阿が闇落ちした理由はギュービッドへの嫉妬のはず。根本的な理由が解消したのかもわからないのに、別人かよってぐらい性格変わってて戸惑います。
チョコのヨイショがクドい
暗御留燃阿に対して、チョコはやたら「優しい」という評価を下すのですが、正直クドいと思っちゃいました。
まあ実際優しいっぽい言動はしてるのですが、別にものすごく優しい行動ではないじゃないですか。しかも悪役時の行動と合わせて考えると、「いや、その程度で『本当に優しい黒魔女さんですね』というのは……」と思ってしまうんですよね。14巻では「７級に落とされた罰はなしにしてくれたらいいのに」とか言ってましたが、チョコが暗御留燃阿をそこまで持ち上げる理由がわからないです。
おそらく、『黒魔女さんのお正月』から『黒魔女さんのバレンタイン』の間に、「暗御留燃阿さんは本当に優しい人だ」と思うような出来事があったのだと思います。でもそれが語られていないので「優しい」とか言われても説得力ないような気がします。
「いい人」になったのに大形問題にかかわらない理由は？
この記事にも少し書きましたが……
「いい人」になったのは受け入れても、今度は「じゃあ、なぜ自分が引き起こした大形問題にかかわらないのか」という問題が生まれてきます。
悪役時代の暗御留燃阿が大形を放置した理由はわかるんです。出世が全てなので、かつての弟子のこととかどうでも良かったから。
でも、今は「改心した、いい人になった」と言ってるわけじゃないですか。だったらなぜ大形問題をギューチョコ桃花に丸投げしてるんだろう？って思っちゃうんですよ。別に接触禁止になったわけじゃないのに。
「いい黒魔女になった」というチョコの言葉と、実際の暗御留燃阿の行動に整合性がないんですよ。
ですが、大形問題に関しては、『黒魔女さんの夏休み』で会話シーンがあったので、進展を期待できるかなとも思ってます。
まとめ
この記事だけ読むと誤解されるでしょうが、私は暗御留燃阿ヲタです。冒頭にも書きましたが。
暗御留燃阿の改心に違和感を持った理由をまとめると、「納得できる理由なしに性格が激変したから」「改心後のキャラに整合性がないから」です。ですが、私が黒魔女さんを読み始めた時は暗御留燃阿はまだ悪役だったし、悪役時代の彼女を好きになったので、余計に違和感を感じるのかもしれません。今の小学生はすんなり受け入れてるのかな、とも思います。
この記事を読んで気分を害した方がいたらすみません。初期厨BBAの独り言だと思っていただけたら幸いです。
あと、【13巻感想】とか書いておきながら、13巻の内容にほぼ触れていないことも重ねてお詫びします。次回からはまたちゃんとやりますね。
読んでいただいてありがとうございました。
